生きてることは感謝すること                                      食材に… 創ってくれた人に… すべてを育んでくれる偉大な自然に…

徳島で震災に思うこと

あの日から丸一年を迎えました。

社内で義捐金を募ったり、宮城のお客様の業務再開に商品的支援を

するぐらいしかできていません。


あの日を忘れないように、そして自分達自身のこととして考えるように…

あの日の行動の反省を教訓としていかせるように…

4月に防災委員会を立ち上げて「BCP事業継続計画」に着手しました。

徳島県津波予想図
***** 会社の休憩室には地域の津波予想図を掲示 *****

BCP策定にあたっては、被害予測がまずスタート地点ですが、

今回の震災前に発表された資料しか入手できませんので、

自社で検討しながら想定をするしかありませんでした。

そして、なんと防災意識に欠けていたのかと反省ばかりです。


反省の内容は…


その時、徳島では揺れを感じることは無く、

事務所も工場も何事も無かったかのように仕事をしていました。

車のラジオから情報を得て3時過ぎに帰社した社長により

はじめて社内に緊張が伝わりました。

**ここでまず、情報の入手についての対策ができていません**

急いで情報収集すると徳島県にも大津波警報が発令されている。

生産を停止して社員全員は事務所2階の会議室に避難しました。

**誰がどう意思決定しどう伝達するのか決まっていません**

**避難経路や避難場所・安否確認方法、役割も決まっていません**

そこで目にしたテレビからの映像は仙台市内を襲う大津波。

この世の光景とはとても信じがたいものでした。

家族に連絡を取ろうとする社員さんたちも携帯電話がつながらず、

会社の固定電話でようやくのような状態でした。

**当地での震災でしたら停電でテレビや固定電話は使用不能**

営業に出ている社員さん達にはPHSで連絡がつきましたが

全員ではありませんでした。

**勤務中、夜間休日それぞれの連絡手段が確立できていません**

2時間ほど会議室で待機していましたが、

帰宅したいと申し出る社員さんがでてきて帰してしまいました。

**避難用の備蓄品、医療品等が整備されていない**

家族からは、なぜ早く帰宅させないのかと憤慨の声も届きます。

会社の立地するこの埋立地「マリンピア沖洲」が津波の被害を受けやすいと

誤解されていたようです。

社員さんたちの自宅のある地域よりは、こちらの方が安全なのですけど…

**家族を巻き込んだ防災訓練教育ができていない**

マリンピア津波予想図
***** 昨年末に発表された最新の津波予想図 *****

この埋立地は高く造成されているので、

ここからから出た対岸の古くからの土地より安全なのです。

この地図で見ると市内中心部へ向かう地域は3mぐらい浸水しています。


車で帰宅しようとした社員さんが渋滞に巻き込まれて

再び会社に帰ってきました。

もし津波がきていたらと思うとぞっとします。


その他にも多くの反省点があり、できることから対策をしました。

エコ委員会での省エネ対策、品質保証室は放射能検査体制。

BCP策定2年目になる次年度は、取引先やお客様、

地域社会とも連携して被災時や復旧に向けた

事業継続の仕組みづくりをしていきたいと思っています。


東日本大震災で犠牲になられた方や被災された方の教えを

活かしていく事が私たちの務めです。

そして原発に頼らない社会づくりに貢献していきたいものです。


にほんブログ村 徳島の街情報へ

コメント
対応と対策
お早うございます。
ちゅんごさんの会社は対応といいますか、直ぐに情報分析を始められたのですね。
問題点が列挙されていて、参考になります。
有難うございます。
2012/03/11(日) 10:11 | URL | 相子 #-[ 編集]
相子さん
この日を境に、自社の防災対策に取り組み始めました。
勉強すればするほど、できていない事ばかりで、
なんと脆弱な経営をしていたのかと反省の連続でした。
書ききれていませんが、情報保全や機器の耐震対策、
代替拠点の確保など、取り組むべき課題が山積です。
少しずつ少しずつです…!
守りたい人がたくさんいますので。
2012/03/12(月) 00:09 | URL | ちゅんご #-[ 編集]
No title
さすがに、危機管理のレヴェルが高く、視点もとても広いことに感服しています。今後日本国民が求めることは、想定外といわれていた災害が、今後もどのような想定を超えて起きるかということを、検証し認識し二度と想定外などと無責任なコメントを繰り返さないことです。
それには、ちゅんごさんが推進しているように、徹底した反省点の洗い出しと、出来る限り漏れの無いケースバイケースの対応を考えることが求められています。
その上で信頼されるリーダーの存在が不可欠になってきます。
危機管理とは組織的な意識改革と、その組織がいざという時に、安心して指示に従うことが出来るリーダーが存在しているかどうかだと思います。むしろ後者のほうが大切でしょうね。
ちゅんごさんは、十分にそういうリーダーの資格をお持ちだと、常々思っておりました。
きょうも、日本の将来が明るくなるお話しを伺い、とても元気が出ました。ほんとうにご苦労さまです。
2012/03/12(月) 23:27 | URL | NANTEI #8g7ZE2Jk[ 編集]
NANTEI さん
おはようございます!

BCPに取組んでいると、整理整頓や報連相など仕事の基本が
レベルアップしてきたように感じています。
また危機管理は仮説と検証の繰り返しですから、
これもまた方針の設定と行動計画という思考力の精度アップにつながります。

武士道のように日本人らしく気概を持って生きたいと…
2012/03/13(火) 07:23 | URL | ちゅんご #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ちゅんご

Author:ちゅんご
徳島でのんびりと暮らしながら
いただきマスの言葉を
大切にしたい食いしん坊です!

若い頃から好きな料理に加えて
最近はランニングと山歩きが趣味かなぁ

子供たちが巣立ったので
夫婦と母親の3人暮らしですが
近くに住む娘が孫を連れて
遊びに来てくれるのが楽しみです

はじめて10年たったこのブログも
50半ばを過ぎて環境は変わりましたが
ぼちぼちと綴っていきたいと思います

徳島の味
徳島あわグルメくらぶ
徳島あわグルメくらぶ
徳島の美味しいお店
にほんブログ村
参加しています
応援よろしく!
アルバム
カテゴリ
最近のお話し
コメントありがとう
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR