2018年4月29日-30日
今年のゴールデンウィークは、前半に2日だけ連休がとれました…
そんな貴重な連休は今シーズン初の山泊まりに♪
徳島では山でテント泊を楽しめるところはそう多くないので、
昨年2度泊まったお亀岩避難小屋へ行ってきました。
徳島市内から国道192号を西へ向けて1時間ほど走り、
つるぎ町の貞光から南下して剣山方面へと向かいます。
途中の一宇から林道経由で小島峠を越えて菅生(すげおい)へと抜け、
10分ほど東へ向かうと名頃(なごろ)の登山口へ到着しました。
家からは2時間ちょっとですが、林道の峠越え運転は疲れます…
トイレや休憩小屋の整備された登山口の駐車場は連休と言うこともありほぼ満車。
途中で調達したおむすびを2個ほおばりスタートです。
エネルギー源の炭水化物を摂ってないとすぐばてますから…

***** 8:42出発 *****
今回は新しく買った防水のコンデジ(オリンパスTG-5)メインの画像なので、
ミラーレスに比べると画質がイマイチかなぁ。
ここから40分ほど樹林帯をひたすら登り一旦、林道へ抜け、
再度、登山道へ入ります。

***** つつじが綺麗に咲いています *****
ちょうどツツジが満開でテント泊の荷物を背負った足取りを癒してくれます。
さらに40分ほど登るとダケモミの丘に到着。
そして噴き出す汗をぬぐいながら1時間ほど進むと樹林帯を抜け、
三嶺(みうね)頂上直下のガレ場にでます。

***** 晴れ渡った晴天でこころが弾む! *****
3連休の中日だったので山泊まりの下山者とすれ違いが大変だったけど、
登山口から3時間ほどで三嶺に到着しました。

***** ザックをおろすとホッとします♪ *****
山頂は虫が多いと落ち着いて休憩できないので、
三嶺ヒュッテに立ち寄り、簡単な昼食とトイレを済ませました。
ヒュッテから山頂までは15分ほどだけど、
あまりに眺望が素晴らしくてなんども立ち止まってばかりだから、
なかなか到着しません…

***** ヒュッテから山頂へ向かう途中 *****
山頂池と赤屋根のヒュッテ、その遥か向こうには剣山と次郎笈。
登山口から標高差約1000mを登ってきた達成感が、
360度の眺望をより美しく見せてくれます。
それにしても18kgの荷物は重かったなぁ~

***** そして三嶺山頂(1893m)に到着 *****
山頂ではたくさんの人がランチを楽しんでいました。
ちゅんご達はこれから天狗塚へと続く稜線歩きを楽しみます!

***** シコクザサの茂る稜線は快適 *****
気持ちの良い南風が吹いて、天国にいるのかと思ってしまうほど。

***** 西熊山(1816m)へ到着 *****
三嶺から1時間半ほどで2つ目のピーク西熊山につきました。
なだらかな山頂ですか、ここからの眺望も素晴らしく、
東には三嶺の奥に次郎岌、西は天狗塚。その遥か向こうには石鎚山系まで。
そして直下には今夜泊まるお亀岩の小屋も見えます。
やれ、もう少しで寝床まで着きそうです。

***** お亀岩の鞍部まで下ってきました *****
ここから少し高知県側に下るとお亀岩避難小屋です♪
連休なので多くの宿泊者でごったがえしてるのかと思ってましたが、
それほど多くなく、6名ほどのパーティーとソロの方が4名ほど。
そして、ちゅんご達を含めてテントが3張り。
ボランティアの管理人さんは今日は不在のようです…
驚いたのは、女性が7割ほどしめていて、
アクティブな女性が増えたものだと感心しました…

***** 今夜の宿、確保 *****
さっそく小屋の東側へテントを張り、パスタを作って小腹を満たします。
小屋から5分ほど下ったところにある水場でこれからの水分を補給し、
暫しの間、まったりとくつろぎました。
陽が傾くとさすがに冷えてきたので夕食は小屋の中で。

***** 今夜のメインはアヒージョもどき *****
マグロの尾肉と野菜たっぷりのアヒージョ!
マグロとニンニク、唐辛子、オリーブ油を袋詰めして、
30分ほど湯煎したものと、色んな野菜をカットして持参し、
後はフライパンで加熱するだけの簡単料理♪
本来のアヒージョと比べるとオリーブ油は少なめで、
パンでフライパンが綺麗になるぐらいの量です。
ワインにとっても良く似合い、これまでの山飯では一番の出来だったかなぁ。
6時半を過ぎると空が焼けてきたので、
お亀岩の稜線まで駆け上がり、夕陽を楽しみます。

***** 石鎚山系方面へ陽が沈みます *****
上下ともにダウンを着込んでボーっと自然の営みを目の当たりにすると、
ちっちゃな自分が生かされていることを感じます。
この時間が山泊まりでしか味わえない幸せかも?
夜中は南風が酷く、テントが激しく揺れるので何度も目が覚めましたが、
それでも8時間はたっぷりと寝ることができました。
楽しみにしていたご来光は真っ白なガスでなにも見えませんでしたけど。
皆さんが発たれた後、テントを撤収し、ゆっくりと身支度を整え、
7時過ぎに小屋を出発します。

***** ガスに包まれて出発! *****
昨日とは打って変わって、
気温は6度、風も強くて稜線はホワイトアウト状態?
なにも見えない中、ひたすら三嶺へと戻ります。

***** 9時三嶺 *****
強風の三嶺山頂は誰もいません。
そそくさとヒュッテまで移動し早めのランチをゆっくりととり、
剣山からの縦走の方たちと懇談。
今朝、剣山のヒュッテを発って三嶺まで歩いてきたというソロの女性がいてビックリ!
なんて足の速い人なんだろう…
ちゅんご達はマイペースで三嶺を下ります。
水分補給をしっかりしながら膝を痛めないように慎重に。

***** ちゅんごのザック *****
食料や飲み物をほとんど消費したので、
随分と軽くなりましたが、それでもやっぱり重い。
このザックは60リットルですが、実は女性モノです。
いろいろと訳ありでこのザックを購入したのですが、
ようやく馴染んできたように思います。
昼には名頃まで下山し、菅生の温泉に入って汗を流し、
貞光の道の駅で買い物をして帰って来ました。
帰路は天候に恵まれなかったけど、
その分、行き道の空の青さが思い出になったかなぁ。
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