2017年9月23日
7月の連休に泊まって、
とっても気に入ったお亀岩避難小屋。
剣山から西方へ延びる縦走路のシンボル、三嶺から天狗塚の道中にあります。
前回は名頃登山口から三嶺に登り、西熊山を越えて辿り着きましたが、
今回は天狗塚に近い西山林道登山口からのアクセスにしました。
徳島市内の近所のコンビニでおむすびとサンドイッチを買って5時半出発。
国道192号線を西へ走り、貞光から左折して国道438号線を剣山方面へ向かいます。
見ノ越経由だと3時間近くかかりそうなので、
一宇から小島峠を越えて国道439号線に出て、菅生の癒しの温泉郷から西山林道に入りました。
(見ノ越は標高1400m、小島峠は1200m)
20分以上は短縮できたみたいです。
小島峠は途中が林道管轄なので路面状態が不安でしたが、
荒れ気味なものの全面舗装されており難なく越すことができました。
と、順調に登山口に近づいてきたのに、
西山林道に入って30分たっても登山口が見つからない・・・(予定は20分)
それどころかどんどん下って行ってまた国道近くまで下りてきてしまいました。
これは登山口を見過ごしたとUターンして、ようやく登山口を見つけました。

***** この鉄階段が目印だったのに *****
登山口の目印にとインプットしていた鉄階段を見落としたようです。
6台ほど止められる駐車スペースに一台も泊まっていなかったので、
通り過ぎてしまったようです…
40分ぐらいロスしたから、小島峠越えの貯金をいきなり使ってしまった。
気を取り直しコンビニで買ったおむすびを補給して9時出発。
名頃からの登山道と比べると足元が悪く歩きにくいな~
少し進むと登山道の真ん中に大きな蛇を発見!
どうも話題の毒蛇ヤマカガシのようです。
でも頭を見ると握りこぶしくらいあって、こちらをにらんでるじゃないですか!
なんだこりゃ?

***** クリックで大きな画像になります *****
ヒキガエルの下半身をのみこんで引きずっていたのです。
蛙を助けてやろうかとも思いましたが、これが自然の摂理なんだよね。
1時間半ほど樹林帯を進むと笹原にでました。

***** この風景になると稜線がすぐです *****
予定通り2時間弱で天狗峠の久保分岐に到着し、
稜線を下って天狗塚の急斜面をヒイヒイいいながら登ると山頂。
登山口から2時間20分。コースタイムどおりで、
テント泊の荷物を背負ってる割には上出来かな?

***** 天狗塚山頂1812m *****
天気予報では「晴れ」だったけど、かなり雲が多くガスや霞もあり
期待してた景色にはなりませんでした…
それでも360度、四国の山々が連なる風景は
登頂の達成感を十分に満喫させてくれるものでした。
少しだけ休憩して反対斜面から下り、牛の背へ向かいます。
この斜面は粘土質で急勾配。滑り落ちるように下りました。(^_^;)
前日の雨でズルズルになってた…
その先はなだらかなアップダウンで見晴らしの良い、
広い笹原の丘を散歩気分で歩きます。
小さな湿原を見下ろせる岩場に陣取り昼食にしました。

***** 牛の背より天狗塚 *****

***** 広々とした牛の背の丘 *****
コーヒーをいれてサンドイッチでゆっくりめなランチタイムをとり、
牛の背の三角点まで行って引き返し、天狗塚の下まで帰ってきました。
ここからは山頂へ戻らず、巻き道を左へとり天狗峠と天狗塚を結ぶ稜線へワープ。
この辺りで雲行きが怪しくなり、ガスが濃くなって、
近くの山さえ見えにくい状態に・・・
ここからは天狗峠の綱付森分岐でお亀岩へ下るだけなのですが、
どうもルートが間違ってるんじゃないのかと不安になるような登山道でした。
地図を何度も確認しながら下りましたが、
南側(高知県側)が恐ろしいほど切り立った尾根だったり、
樹林帯はロープを頼りに下りないといけないほどえぐれた道。
20分ほど不安な下りでしたがお亀岩を見つけたときにはホッとしました。

***** お亀岩下の避難小屋 *****
予定より早く午後2時半の到着です。
出発が遅れた割には計画通りにたどり着けてよかった!
山小屋には7月にお世話になったボランティアの管理人さんや、
一緒にお酒を呑んだ人たちもいて、「アワビの人」って憶えてくれていました。
さっそく小屋の東側にテントを張ります。

***** 若干の傾斜があるけど草の上なのでソフトな地面 *****
バーボンを呑みながら小屋の暖炉で調理をさせていただき、
外のベンチみたいな木の上で早い夕食をいだだきマス!

***** こういうロケーションはいいなぁ~ *****

***** 今回は会社の商品「パエリア」 *****
7割程度火の通った古代米と阿波尾鶏入りのライスを暖炉の上で温め、
アサリ・ムール貝・ホタテ・スルメイカ・海老の入ったソースを袋のままボイルします。
カットして持参したパプリカとピーマンをフライパンで炒め、
ライスとソースをフライパンに移して水分を飛ばせば出来上がり♪
レモンを絞っていただきマス!美味しい~
底にはおこげもいい感じにできてて食感もバッチリです!
でもね、貝殻やレモンの絞りカスなどの生ごみが出るので、
少しでも荷物を減らしたい山ごはんにはむかないかなぁ~
オートキャンプならベストかも?
水場へ行ったり、ぼおっと山を眺めたりして、
山の空気を楽しんだら、早くも夜食にとりかかります。

***** 試作中「鮭のチャンチャン焼き」 *****
秋鮭の切身にちゅんご特製味噌だれを充填してあり、
鍋で袋のままボイルしておきます。
ガーリックバターでキャベツ・玉ねぎ・パプリカなどを炒め、
鮭の入ったタレを加えて水分がなくなるまで煮詰めれば出来上がり!
山めしで野菜がたっぷり摂れるのは嬉しいですね。
優しい味で美味しいんだけど、もう少しタレが多くてもいいかも?
日が暮れる頃には雲が一段と厚くなって、
楽しみにしていた夕日は見ることができませんでした。
寒くなってきたので暖炉の部屋で呑んでいましたが、
6名ほどの宿泊者は早くも寝袋に入ってしまったようなので、
ちゅんごたちもテントに移動しました。
しとしとと雨も降ってきて天気予報は大外れだけど、
行動中に降らなかっただけでも儲けものです。
明日天気になあれ~おやすみなさい♪

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