今月はじめの連休に高知県の室戸岬へ車中泊の旅へ行ってきました。
学生時代にバイクで訪れて以来ですから、
もう35年振りぐらいになるなぁ~
同じ四国内でも香川や愛媛は仕事や遊びで出かけることが多いのですが、
高知はどうも機会が少なく、大人になってから2回行っただけです。
それも高知市方面ですから、室戸岬とはまったく縁がありませんでした…
そして南国ともいえど、零度近くまで外気温の下がる車内で、
快適に睡眠をとることができるか、
新しく買った寝袋の検証をしてみたかったことも旅の目的のひとつです。
って、これをやりたいがための旅かも?
初日の朝早く徳島を発ち、途中の道の駅などで休憩を取りながら、
3時間ほどで室戸岬の見える夫婦岩に到着です。
けっこう遠いんだよなぁ~
3時間あれば徳島から京都や松山まで行ける時代なのに…

***** 鹿丘の夫婦岩 *****
ひとつの巨大な岩が風化や波に削られて夫婦になったらしい。
伊勢の夫婦岩よりずっと大きくて迫力があるかな?

***** 夫婦岩から見る室戸岬 *****
長崎で育った奥さんは太平洋に馴染みが薄く、
雄大に広がる水平線にワクワクしているようです。
ここから数分、車を走らせると、
弘法大師さまが自らを「空海」と名乗るきっかけとなる
修業をされたとされる「御厨人窟」(みくろど)に。

以前は洞窟の中まで入ることができたようですが、
岩崩れの危険があり入れなくなっていました。
洞窟の中から「空と海」を眺めることを楽しみにしてたので残念。
1200年前と比べて海岸線が5mほど隆起しているし、
間に国道も走ってるから、入れても眺められたかどうか…
この後、岬の突先の海岸を散策したりしながら、岬をぐるっと回って
西側の室戸新港に併設された道の駅「とろむ」で昼食にします。
やっぱり高知に来たらカツオでしょ。

***** 鰹タタキ丼セットと刺身定食 *****
岬の東側はそうでもなかったんだけど、
西側のこの辺りは凄い西風が吹き荒れ、とっても寒い!
で、奥さんは温かいうどんとセットになった鰹丼。
ちゅんごは地元の天然ブリと飛び魚の刺身定食。
飛び魚が新鮮でとても甘い旨味があって、
車じゃなかったら日本酒をいただきたいところです。
最近の道の駅は食事も美味しくなってるなぁ。
ここから高知市方面へ15分ほど走ったところにも道の駅があります。
「キラメッセ室戸」
産直で買い物をしてレストランを偵察してみると、
並んで待ってるお客さんがいっぱい!
連休ということもあるんでしょうけど、とても人気のようです。
まあさっき食べたばかりだから中に入るのは我慢して、
岬の方へ戻り、室戸スカイライン経由で灯台へ向かいます。
車は四国霊場24番最御崎寺(ほつみさきじ)の駐車場へ。
灯台への道のりは歩きになりますので、先にお寺へお参りします。

***** 参道には1体100円のお願い地蔵さん *****

***** 四国霊場24番札所「最御崎寺」 *****
ルートを間違え裏道から入ってしまって失礼しましたが、
なんとも歴史の風格を感じる立派なお寺です。
真冬なのにお遍路さんもたくさんいらっしゃいました。
このお寺から岬の方へ少し下ると室戸岬灯台にでます。

***** 日本最大級のレンズを持つ灯台 *****
明治32年に初点灯され、約49km先まで光が届くそうです。
長きにわたり海の男たちを見守って来たことでしょう。
でも、海面から約150mの位置にありますので、
建物自体の高さは無く、中へ入ることもできません…
ちょっと残念。

***** 灯台からの眺め *****
岬の突先の岩礁や大海原を間近に眺めることができました!
今度は車で岬の海岸線まで戻り、
中岡慎太郎像とその上の展望台からの眺めです。

***** 幕末の志士 陸援隊隊長 中岡慎太郎像 *****

***** 像の裏から少し階段を上ると展望台が *****
この旅は室戸岬だけなので、時間はたっぷりあります。
この後またスカイラインを通って山頂の展望台へと向かいました。

***** 津呂山のある展望台より *****
展望台から北側の室戸岬の付け根の方向を見ると
左の海が高知県側、右側の海の先が徳島県。
今日は室戸岬の展望を巡る一日になったかな?
でもまだ日があるので、室戸市内にある四国霊場25番と26番にもお参り。

***** 25番津照寺、26番金剛頂寺 *****
半日かけるとあちこちと回れますね。
さて半日かけて選択した車中泊のポイントで寝床を準備しよう。