東日本大震災以来、半年ごとに実施している会社の避難訓練。
毎回、訓練のあり方を反省して、少しずつ工夫を凝らしています。
今回は、障害物の設置などで、よりリアルな訓練にしました。

***** 揺れが収まった後、1次避難所まで脱出訓練 *****
加工場からの出口は3か所ありますが、そのうち2か所を封鎖して
残りの出口にも障害物をつくりました。

***** 津波を想定した2次避難所までの経路 *****
こんな感じで、点呼、救助後の2時避難場所への経路にも障害物を。
床にはガラスが散乱していることを想定して、
シュレッダーにかけた紙くずを撒いて、除去を訓練しました。

***** 2次避難所での救護 *****
前回より多くの障害と4名の不明者捜索、うち1名の担架での救助をして、
発災20分後には、全員が2次避難場所へ移動することができました。
しかし、またまた反省点が見つかったので次回への宿題とします…
避難訓練に続いては、徳島市東消防署の救急隊員さんを講師に招いて、
心肺蘇生訓練と怪我の応急処置について学びます。

発見から胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの一連の流れを繰り返し訓練しました。
最近では人工呼吸時の胸骨圧迫中断による脳への酸素供給不足の方が、
危険とされるため、いわゆる心臓マッサージを強く速いテンポで続けることが
重要と教わりました。
兎に角、心肺停止からより早く心臓マッサージを開始して、
救急車が到着するまで絶え間なくやり続けることが大事です。
AEDを使う時も、電極パットを装着している間などは、
心臓マッサージを止めず、機器の指示に従う以外は続けます。

3人ぐらいで心肺蘇生をやると、交代しながらできるので、
救急車が到着するまでの時間も絶え間なくやり続けることができました。
ということは、協力者をいかに巻き込むかが大切ですね。

最後は様々な出血や骨折への対応を習いました。
といってもさわりだけですが、三角巾とサランラップがあれば、
非常にこころ強いかな。
大災害時には緊急車両といえども、まずアテにしない方がいいので、
自分たちでできることを少しでも繰り返して訓練しておこう。
今回はとてもわかりやすく教えていただくことができました♪
救急隊の皆さまありがとうございました!
