昨日10月30日は徳島県鳴門市大麻(おおあさ)町のドイツ館で
「麻」をテーマにまちづくりを推進しようとする
フォーラムが大麻町商工会主催で行われました。
全国14の都道府県から300人の方々が参加され、
栃木の麻農家の大森さんによる「麻引き体験」などを楽しみました。
このフェスティバルも大変有意義でしたが、
その後に大麻神社の参道沿いにある観梅園での懇親会が強烈に楽しく、
今までの人生で2番目に素敵な宴会となりました。(一番は内緒)
参加されてる方々は本当に純粋で感性に素直に生きて人ばかり・・・
***** 早稲さんと天波さん *****
こんなに天真爛漫な人が存在するんだ!ってぐらいに、
素敵なひとたちです。この二人は今夜初めてこの催しで出会い
即興のセッションができるなんて音楽っていいね!
そして今日31日は徳島の麻の物語を巡るツアーでした。
まずは代々、天皇が即位される儀式の大嘗祭にアラタエ(麻の織物)を
献上されている美馬郡木屋平の三木家からスタートです!
***** 国指定重要文化財の三木家住宅 *****
江戸時代初期の約400年近い住居に今でも三木さんは住まわれています。
徳島で現存する最古の住居とのこと。
***** ご当主の三木信夫さんを囲んで *****
敷地内には資料館も整備され、阿波国の財産となってます。
その資料館の裏は深い谷になっていて、天気の良くない今日は
谷底から雲が湧き上がってきています。暫く眺めていると、
一筋の雲が立ち上がり、まるで龍のように天空へと舞い上がります。
***** 龍のように見えたのに・・・画像ではどうですか? *****
この後は古代農業の里山や、阿波国の祖神を祭る「忌部神社」
麻の加工を物語る遺跡が現存する「岩戸神社」を巡り、
鴨島の「麻宮」でクライマックスをむかえました。
***** 麻宮(八幡神社)の鈴を鳴らす綱 *****
最近は麻が手に入りにくいので、注連縄をはじめ神社の祭祀グッズは
藁や化学繊維を使ってる事が多いのですが、
この麻宮は栃木の麻農家の大森由久氏の協力を得て
至る所に本来の神聖な素材である「麻」を活用されています。
つまりほんまモンで氏神を祭っておられるのです。
生活に身近なところには、便利さやコストを考えて
新素材が進出してくるのも致しかたないかもしれませんが、
私たちの現世を育んでくださった歴史や文化には
ほんまモンで応えることが、次世代から「今」をお借りしている
私たちの使命のような気がします。
***** ほんまモンの、大幣(おおぬさ) *****
やっぱり、これで祓ってもらわないとね!
素直に感性で生きることが、あたりまえに幸せになる時代のために。